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旅は続くよ、どこまでも


by shellko
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観光に行く  -1-

朝、ベランダでウダウダしていると、友人ももぞもぞ起き出していた。夜の到着で、暗闇のウブドしか見てないから気になるよね~。
やっぱり感動ものでしょう、この305号室からの眺めは!

早速さっきひらめいた朝食の案を提案してみたら喜んでた。私も楽しみ。広いベランダで感動を味わっていると、もう一人のお寝坊さんも起きてきて携帯で写真撮ったりしている。女性は何かと準備に時間がかかるので、順番にバスルームを行ったりきたり。
私はというと、普段からほとんど時間をとらない人間なので、あっという間に着替えを済ませる。でも、日焼け止めだけは入念に!日本でなら顔しか塗らないけど、ここバリ、しかも今日も晴天なので心してケアをしなければならない。首や耳たぶの後ろ、忘れがちなのが足の甲。はい、しっかり塗りました。
彼女たちも、心なしバカンスモード入ったいでたち。

チェンダナでは、リピーターのお部屋にきれいなお花をプレゼントしてくれる。今回は鏡台の上に手紙も添えられて置いてあった。

さてと、朝食に行きますか。
「スラマッパギ~!」
プールサイドのテラスは既に先客が、残念。でも、また機会はあるさと思い、レストランへ。今日はずいぶんゲストが多いようで、1階のテーブルは満席。でも、色々な情報筋から2階の眺めがおすすめだったので、スタッフにフレッシュジュースとコーヒーを頼んで2階へ上がる。
席について、じっくりこのすばらしい風景を堪能。今日はバイキング方式の朝食だったので、1階に下りて何を食べようか観察。メニューは、定番ナシゴレン・ミーゴレンのほかに、トースト、パンケーキ、目玉焼き、ベーコン、フルーツなど。迷うほど多くはないが、インドネシア料理の食べはじめにナシゴレンに目玉焼きを乗せてみた。ここの朝食は味が良いことはよーく知っている。出来れば、バイキングではなくてオーダーでブブルアヤムを頼みたかった。
席について食べ始めると、スタッフがそれぞれに注文したフルーツジュースとコーヒー、紅茶を運んできてくれた。私はお決まりのミックスジュース、友人はバナナジュースを頼んだようだ。

「いっただっきま~す!」

昨日は、機内食しか口にしていなかったし、夕食から時間も経っていたので、空腹に染み渡る。やっぱり果物がおいしー!友人のバナナジュースは酸味があるようだ。きっと酸化して黒くならない様に、ライムでも搾ってくれたんだろう。さっぱりしていてこれはこれで美味しい。
もくもくと食べていると、10時にロビーで待ち合わせをしているニョマンがテクテク歩いてきて、私たちがレストランにいるのに気づき登ってくる。何だよ、焦らせないでよ~っと言いたかったが、別に彼も予定を忘れているわけではなく、テーブルの横で私のウォークマンで音楽聞いて踊っている。食べ終わってからも動く気配のない私たちに、何か色々話しかけてたな。そのうち、レストランの下をボスが通りかかると慌てて下に下りていったっけ。

チェンダナの女ボスは、昨年前ボスの旦那様を亡くされている。ちょうど私が初めてここに泊まる1ヶ月前のこと。それでも頑張って、この素敵なホテルを維持してるのだからえらいと思う。今朝も各建物にお祈りをしていて、真っ赤なクバヤを身にまとい、後姿がとっても頼もしく思えたもの。きっと、バリのたくさんの神様が支えてくれているんだね。

朝食を済ませて、下に下りると、マネージャーのメルタさんがなぜかレストランにいた。再会の挨拶と友人を紹介してから部屋に引き上げる。そして軽く準備をしセーフティボックスに預けるものをまとめて部屋をでる。
レストランの2階から私たちの部屋は丸見えだったんだけど、朝食のためにレストランに来ている間に、部屋の掃除係が入っていったのが見えていたので、少しばかり貴重品のコトとか気になっていた。枕チップも準備をしていなかったのに、彼はあっという間にベットメイキングからなにから済ませて、もちろん貴重品には手を着けずに仕事を済ませていってくれた。明日は、チップはずむから許してね。

さて、予定の時間きっかりにロビーへ、セイフティーボックスに貴重品を預ける。今日は私が共同財布&鍵の係り。大蔵省(古い?)ってわけ。ただ、まだルピアに両替をしていなかったので、観光の前に両替屋によってもらうつもり。
それでは、出発!今日も私が助手席になった。

「キョウハドコイキマスカ?」といまさらながらニョマンが言う。おいおい、夕べ決めたはずでしょ?ああ、でも彼にとっては数少ない日本語のボキャブラリーの中で、こういうときに言うべきことって決まってるのかもしれない。きっと、出発の時の合言葉みたいなものなのね、と深読みとも思えるが自分で納得したのであえて突っ込まず。
「両替したい。」といったら、コクンとうなずき車を発進。
モンキーフォレストの風景を「なつかしー、なつかしー!」って連発しながら通り過ぎる。後ろの2人は初めてなのにね。そんなに感激するような風景でもないか。

そして、ニョマンのおうちの前に一時停車し、彼がポータブルDVDを持ってくるのを待つ。
これも日本人からのプレゼントとのコト。’も’ということは他にも色々あるのよね。前回、早速見せびらかしてたっけ。どこに行くときも一緒だったな。今回は、私が渡した前回の写真を焼いたCDRを見るために取りに寄ったみたい。戻ってきて運転しながら見てました。怖いよ、ほんと。自分の車じゃないし(そういう問題ではないね)、ここら辺は庭みたいなものだろうけど。

そうそう、今回残念ながらバッティングしなかったが、ガルンガンというバリのお盆みたいなお祭りが10月5日から始まる。そのため、各家庭ではペンジョールという七夕飾りのような竹飾りを戸口に立てるのだ。そのペンジョールはお父さんや子供が飾り付けすることになっているようで、今回はニョマンがその準備当番らしい。彼の家の前にも、相当な長さと太さの竹竿が転がっていてびっくりした。これが飾り付けられたところを見てみたかったな。ジャランの両脇にこのペンジョールが無数に立ち並ぶ様子は、本当にすばらしい。1度だけどこかの村を通ったときに見たことがあったが、たしか結婚した人のいるおうちは一段と華やかに飾るんだってことを聞いたような?観光に行く  -1-_e0002467_11375096.jpg
(これはJL.モンキーフォレストで見かけた作りたてのペンジョール)

すぐにダラム・プり寺院の前あたりの両替屋に着く。今日のレートは100円=90.5ルピア。なかなかいいレートだ。私たちは、共同財布の分とそれぞれの所持金をルピアに変える。今回の旅行中、この日今場所が一番レートが良かったんだよね。今日あたりだと85ルピアになってたかな。

さて、これでいつ何時素敵なお土産に出会っても大丈夫だ。
これで、本日の観光開始!



by shellko | 2005-11-07 23:37 | Baliのコト